N-26A-020
49,000円(税込53,900円)
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これは、写真だけではちょっと伝わりきらないパンツかもしれません。
ワイドパンツという言葉だけでは片付けられない、独特の立体感がある1本。
フロントから見ると、一見ワンタックのようにも見える。
でも実際には、股下に深く取られたボックスプリーツが裾まで続いていて、その構造がパンツそのものに大きな余白をつくっている。
だから脚を入れたときに、単純に横へ広がるのではなく、身体から離れたところに生地が立体的に存在する。
そして歩くと、そのたっぷりとした分量の生地がゆっくり揺れる。
この「動いたときの美しさ」が、このパンツの一番好きなところです。
しかも面白いのが、これだけ生地を使っているのに、穿いてみるとシルエットは意外なほどすっきりしていること。
裾までストンと落ちる縦のラインがあって、余計な膨らみがない。
その秘密のひとつが、脇線に縫い目を設けず、一枚の布がそのまま立体的に見えるよう設計されていること。
さらに裾には、シャツなどで使われる「細三つ折り」を採用しています。
ここも個人的にはかなり好きなポイント。
裾を重く仕上げるのではなく、極力繊細にすることで、最後の最後まで生地の落ち感を邪魔しない。
重力に従って、生地が自然に弛む。
パンツって、タックやクリース、ウエストの位置でシルエットを作るものだと思っていたけれど、nonnotteはもっと根本的なところから考えているんだな、と感じます。
そして、この立体的なパターンをさらに引き立てているのが「Drape Doeskin Cloth」という生地。
ドスキンというと、クラシックなフォーマルウェアを思い浮かべる方もいると思いますが、今回の生地は昔ながらのドスキンをそのまま使ったものではありません。
朱子織をベースにした組織が持つ、もっちりとした反発感と控えめな艶。
そこに特殊柔軟加工とクリア仕上げを施し、起毛に頼らず、組織そのものが持つドレープと滑らかな表情を引き出しています。
これがまた、すごく良い。
光が当たるとほんのり艶が見えるけれど、決してギラつかない。
かといって、ただのマットな無地でもない。
生地が動くたびに陰影が変わって、チャコールの色にも奥行きが出る。
個人的には、このくらい「静かに良い」生地が一番長く付き合えると思っています。
綺麗なパンツだけど、いわゆるドレスパンツのように気を張る必要はない。
Tシャツやスニーカーで少し崩してもいいし、シャツや革靴でしっかり寄せてもいい。
むしろ合わせるものによって、このパンツの見え方がかなり変わると思います。
ウエストはワンタック、後ろはゴム仕様。
だからこそ比較的どんな体型の方にもハマる。
見た目の美しさだけでなく、日常で穿くこともしっかり考えられている。
「ワイドパンツが欲しい」というより、普通のワイドパンツではちょっと物足りない。
でも、変わったものが欲しいわけでもない。
そんな人にこそ、一度穿いてみてほしいパンツです。
生地の美しさと、パターンの面白さ。
その二つがちゃんと喧嘩せず、穿いた人の動きの中で一緒に美しく見える。
nonnotteらしい、かなり完成度の高い一本だと思います。
モデル身長;174cm
着用サイズ:4
MATERIAL
WOOL 100%
SIZE(cm)
4 ウエスト78/股上38/股下67/ワタリ42/裾幅28.5
5 ウエスト80/股上40/股下69/ワタリ43/裾幅29.5